水熱装置

水熱処理装置

水熱処理装置の概要、及び将来展望


目的

現在、地球上では様々な技術が開発され衣・食・住ともに不便のない生活が世界規模で広まっている。その一方で、生活生ゴミ、レストランなどの食品残渣、農業生産物残渣、鶏糞、牛糞、豚糞、漁業残渣など有機廃棄物はバイオマス資源となる宝物です。このような「有機廃棄物」は益々増え続けています。水分含有量の多いものも無理やり焼却処分をしている現状です。言い換えれば燃料を投入して焼却しています。そして「有機廃棄物」を限りなく「ゼロ」にするために燃焼エネルギーを使用しています。
水熱処理装置は、それら「有機廃棄物」を廃棄物とは言わず「生産原料」と呼びます。
水熱処理装置は、これらの「有機廃棄物」を安全な形(水及び水蒸気のみで処理)で低分子化し、自然に帰し、さらには新たな利用価値を生み出すことを目的とした技術であります。
標準的な例として、液体肥料の原料として、メタン発酵の原料として、そのメタンガスを利用して発電へとつながります。メタンガス発生後の消化液も農業資材(液体肥料)として使用できます。
この様に「有機廃棄物」をとことん再利用することができます。

概要

本技術では、「有機廃棄物」を反応容器内で約20気圧、200℃の高圧・高温で処理することにより、有機廃棄物中に含まれる塩分や重金属類を大幅に取り除き、微生物にいたっては完全に死滅させることが可能です。また、燃焼方式で焼却して消滅させるのではなく、またダイオキシン類の発生もなく、悪臭のない安全な物質(有益な物質)に変換することが可能なのです。鶏糞等の処理時間は約30分、その後の肥料原料などへの変換は1日から2日と短期間。
水熱処理装置の反応容器は、試験レベルの実機として0.2立米から現在での最大15立米まで承ります。
例として15立米タンクでの鶏糞処理は1バッチ7.5ton(約75,000羽分)投入から排出に約2時間半。

【水熱処理装置】フロー例


処理工程

処理前の写真



下水道汚泥(含水約80%)   漁業残渣+商業残渣


処理後の写真



左:処理品排出直後(含水約60%-70%)
右:排出から72時間経過(含水約30%以下)


含有物量の比較


他方式との比較

電力・温水を得るために、、



■バイオマス資源の処理と利用フロー図


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